ハンセン病問題から「今」を考える座談会 vol.7
全患協運動を市民運動として考えてみる
ー大竹章さんから学んだことー
※日程が8日から変更になりました
11月15日(日)14:00より、オンライン会議システムZoomを使った企画『ハンセン病から「今」を考える座談会』を開催します。
今回は、今回は服部涼平さんと一緒に、全患協運動について考えます。
服部さんには、『全患協運動史』など当事者運動の記録を残してきた大竹章さんへの聞き取りから学んだことも聞いてみたいと思います。
●申込みフォーム
https://forms.gle/2dCQhWwBtdjKRBtX7
●Facebookイベントページからもご確認いただけます。
https://www.facebook.com/events/660433494617569
■服部涼平さん
1993年生まれ。和歌山大学教育学部卒。
大学時代、大竹章さんのもとへ通い、全患協運動を中心に聞き取りをした。
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戦後社会において、日本は新しい憲法を成立させました。そこには、人権や平等、自由という言葉がならんでいました。
戦前には、そうした権利は法律の定める範囲に限定されており、存分に展開出来なかった社会運動が一気に花開いた時期だったのです。ハンセン病療養所内にもその影響は大きく、自分たちの人権を確立させるため、医療を充実させるために運動が展開されていったのでした。
一方で、2010年代は世界各国で運動が展開されていった時代でした。その流れは2020年代に突入した現在も変わらずに続いています。BLACK LIVES MATTER(黒人差別反対運動) や、FRIDAY FOR FUTURE(気候変動対策の運動)、香港での逃亡犯条例に反対する運動、スペインの15M運動、アラブの春などといった運動があげられるかと思います。そして、ここ日本でも反原発あるいは、反安保法案のデモなどが展開されていきました。そういった運動には「民主主義」という言葉が掲げられているという共通点が見られます。こうした時代状況において、ハンセン病問題に対して展開されてきた運動は、多くの示唆を私たちにもたらしてくれることだろうと思います。
『全患協運動史』や『復権の日月』の編纂に携わり、『らいからの解放』とその増補版である『無菌地帯』を記された大竹章さんに聴き取りなどをしてきた中で、私自身が感じたこと、考えたことなどを中心に、昨今の市民運動と呼ばれる社会運動の性質から、ハンセン病問題に対する運動を捉え直しながらみていきたいと思います。
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■日時
2020年11月15日(日)14:00~16:00(開室13:40)
■場所
オンライン会議システム「Zoom」ミーティングルーム
※お申込みの方へ、前日までに参加用URLをお送りします
■参加費無料・先着50名
■申込方法
下記フォームよりご予約ください
https://forms.gle/2dCQhWwBtdjKRBtX7
※オンライン会議システム「Zoom」を使用して開催します。
インターネット環境があれば、パソコンもしくはスマートフォンからご参加いただけます。
当日までにZoomアプリをインストールしておいてください。
参加方法は申し込まれた方に別途お知らせします。
問合せ先:
映画「あん」の向こう側実行委員会
mukougawa2019@gmail.com